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®
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エコール®とは
エコール®
ECOLU®
エコール®とはナンヨウアブラギリ*種子から製造される、バイオマス固形燃料です。
燃料・熱量比較表
Fuel Comparison
エコール®及びエコールオイル®は現在の主力バイオマス燃料(木質チップやPKS)と比較し、より化石燃料(石油・石炭)に近い熱量で燃える高効率燃料であることがわかります。燃料残渣や燃焼ガス分析で有害成分は検出されず、安全な燃料であることがわかっています。
燃料
熱量(kcal/kg)
石炭
6,200 ~ 6,900
木質チップ
2,500 ~ 4,500
エコール®
6,000 ~ 6,500
PKS (アブラヤシ)
3,000 ~ 4,000
A重油
10,000 ~ 11,000
エコールオイル®
9,200 ~ 9,800
エコールは再生可能エネルギーに関わる
問題を解決できるバイオ燃料です
飢餓問題
Starvation
バイオマス燃料の原料となる作物(アブラヤシ、トウモロコシ、大豆etc)はヒトや家畜の食糧となるため、燃料としての大量消費は飢餓の原因となっています。エコールは非食用油糧植物で出来ており、食糧難の原因となりません。
人権問題
Human rights
バイオマス燃料作物(主にアブラヤシ)の栽培は過酷な重労働であるうえに、それに見合った適正な賃金が支払われていないことが大きな問題となっています。エコールは病虫害に強く、やせた土地でも手間なく育つので、労働者の負担がほとんどありません。当社では農園を自社管理し、栽培者に適正な賃金を支払うことを徹底し、栽培地周辺の雇用を生んでいます。
エネルギー収支問題
Energy balance
木質バイオマス燃料は熱量が低いうえ、原料を国内で大量に確保しようとすると、輸送コストや人件費などがかさみ、化石燃料に比べ割高なエネルギーとなってしまいます。太陽光発電も、パネルの製造・設置にかかわる全てのコストを含めると、非常に割高なエネルギーです。ほとんどの再生可能エネルギーが化石燃料より割高になるため、政府の補助制度(FIT)なしではビジネスとして成り立たないのが現状です。エコール®原料は安定して大量に収穫できるうえ、エコールオイル®はエコプロを用いて製造した場合、コストが非常に低く抑えられます。熱量・価格ともに化石燃料に負けず、エネルギー収支プラスになる素晴らしいバイオ燃料です。
環境問題
Environment
バイオマス燃料作物の農地拡大のために、多くの森林が乱伐されています。また、太陽光発電パネルの設置場所として山林を伐採することが問題となっています。エコール原料は痩せた土地、休耕田、耕作放棄地、荒れた土地でもよく育つ強い植物なので、新たに森林を伐採することなく、安定した栽培・収穫が可能です。
エコール®の様々な分野での利活用
Utilization
固形燃料(エコール®)
液体燃料(エコールオイル®)として利用
木質バイオマス発電やバイオディーゼル発電、ごみ処理場で混燃用化石燃料の代わりに利用することで、
バイオマス100%の発電、Co2排出量0%のごみ処理を実現可能です。
エコール®は発電用として化石燃料に代わる、安くて環境に優しい理想的な燃料です。
バイオディーゼル燃料として利用
漁船、バス、農業・林業・建設業機械、発電機、ジェット機などの燃料として使用できます。
バイオマス燃料100%で漁船・バス・ジェット機で既に実証実験済みです。
プラスチック等の化学素材の原料として利用
エコール®あるいはエコールオイル®を原料とすることで、化石燃料由来の様々な
素材(プラスチック、塩化ビニル、スチレンなど多数)を地球にやさしい素材に変えることが出来ます。
海洋汚染の問題となる、化石燃料由来の素材をバイオ素材に変えていくことが必要です。
塗料、溶剤、道路(アスファルト)などの原料として利用
インク・塗料や溶剤、アスファルトなどには大量の石油が使用されております。
バイオマス原料として利用されている大豆油は高価ですし、安価なパーム油と同様、食糧とバッティングする、
環境に悪影響を及ぼすなどのデメリットがあります。
代用としてエコール®エコールオイル®を利用することで、化石燃料の使用をゼロにすることが出来ます。
エコール®原料油糧植物、ECOLU-MM-Japonicaを栽培する
当社では長年の研究の末、エコール®の原料となるナンヨウアブラギリを品種改良した苗を開発致しました。この品種を栽培することで日本でも油糧植物を収穫可能となりました。
栽培に手間がかからず、耕作放棄地や荒れ地などでも良く育ちます。
※エコール®は外来植物ですが、発芽してから結実するまでに長い時間がかかりますので、駆除が容易で在来種を脅かす恐れはありません。