Concept

大日機械工業㈱と水素エネルギー

水素は主に産業ガスやロケット燃料に使用されてきましたが、燃料電池の開発普及に伴い燃料電池自動車(FCV)や家庭用定置型燃料電池システム(エネファーム)の燃料として注目を浴びています。
当社では1980年ごろから独自の水素燃焼技術、熱利用技術、反応制御技術を利用した燃料電池・水素関連製品の開発を行ってきました。1983年には70kw級のリン酸型燃料電池用の水素製造装置をはじめ、エネファーム用の小型アフターバーナの開発を行い、水素エネルギーの利用の発展のために貢献してきました。
2013年度には、初の大型プラントであるISプロセス・連続水素製造試験設備を完成させ、これらの技術・実績をベースに、現在は燃料電池自動車(FCV)の普及に欠かせない、水素ステーション用の水素製造装置の開発・実証に取り組んでいます。

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大日機械工業㈱は、中央省庁、地方自治体からの支援・指導を尊重しながら
革新的技術の創出に努めています。

Case study

改質器関連の事例紹介

バイオマスエネルギー分野

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1988年には50kw級、100kw級の燃料改質器の開発及び設計・製作を行ってきました。
1998年には植物起源の有機資源(バイオマス)を利用したバイオマスエネルギーの分野では、バイオガスを原料とした200kwリン酸型燃料電池用原料ガス精製装置をビール工場に納入しました。

燃料電池・水素エネルギー分野

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家庭用燃料電池システム用の改質器の開発では、山梨大学と共同で1kW級PEFC用の複合型改質器の開発を行いました。
粒状触媒をやめて、圧力損失の少ないハニカム構造の触媒を使用することにより、当時における世界最小クラスの小型化も実現しました。また、触媒の使用量を抑えるという利点もありました。

普及型複合水素製造装置

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NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の開発補助を受け、オンサイト水素ステーション用水素製造装置(改質器)の開発を実施中です。本装置はCO転換器を改質器と一体化することにより構成機器数を従来型の半分にすることに成功しました。これにより、装置のコストの低減化と設置スペースの大幅削減を目的に進めています。

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Case study

熱エネルギーからの水素製造事例

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(*3)画像出典先
「科学技術・学術審議会原子力科学技術委員会 高温ガス炉技術研究開発作業部会 高温ガス炉技術に関する研究開発の経緯と現状について」
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2014/10/07/1352385_04.pdf

ISプロセスとよばれるブンゼン反応と硫酸及びヨウ化水素の分解反応を利用して直接水を分解し、水素と酸素を生成する日本初の連続水素製造試験設備を、 2013年度、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター様に納入しました。

ISプロセス装置内化学反応
① SO2+I2+2H2O⇒H2SO4+2HI(ブンゼン反応)
② 2HI ⇒H2+I2 (ヨウ化水素分解反応、ヨウ素回収)
③ H2SO4 ⇒SO2+H2O+1/2O2(硫酸分解反応、SO2回収)

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Strengths

当社の強み

01

システム開発力

大日機械工業㈱は、水素製造にかかわる化学反応と触媒に関する十分な知識を持ち、反応と流体の熱を考慮した三次元解析により適切な反応器の設計能力を保有します。また、熱応力解析により反応器の仕様を取りまとめることが自社内で出来るため、設計スピードが他社に比べ早くできます。

そのため新エネルギーの新しい分野における開発業務も、当社ならではのノウハウを生かし仕様検討から製作、検査まで十分にその技術力を発揮することができます。

02

安全性のノウハウ

大日機械工業㈱は、原子力関連機器の製作を創業時から行ってきました。また、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故解析等を手掛けた実績等から、法規制のある設備の設計・製作を得意としてきました。

独自の設計ノウハウ、解析シュミレーションをベースとした高度な安全性への取り組みに加え、法律や規制の理解力と対応遵守する技術力は水素エネルギー分野においても安心・安全のご提案を提供します。

03

総合エンジニアリング力

コンパクトな規模でありながら、専門性の高い知識を持った集団です。コンパクトであることにより以下の特徴があります。

・機械設備からプラント設備まで設計、製作、検査、試運転まで一貫した業務に対応ができます。

・機動性とチャレンジ精神で特殊仕様の要求の設計にも答えられます。

・製作も設計者が直接、協力会社と行うためきめの細かい管理ができます。

04

確かな裏付け

大日機械工業は、1965年に創業し、その後50年に亘る多くの実績があります。

水素エネルギー設備の開発は、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)から水素ステーション用水素製造装置の開発補助を受けています。

また、熱エネルギーを利用した連続水素製造試験設備はJAEA(国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構)に納入実績があります。